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2013年4月17日 (水)
明治公文書展―興味深い展示の数々、自国にあってこそ意味を持つ
今日は、国会が不正常ということで、少し時間ができましたので、かねてから行きたかった、
国立公文書館で開催している、明治時代の公文書の展示(「近代国家日本の登場―公文書にみる明治―」)を
観に行ってきました。
これは、国立公文書館、宮内庁宮内公文書館、外務省外交史料館の共催で、
明治時代の重要な公文書について展示をしているというものです。
私も外務大臣のときに、外交文書の原則30年公開ルールというのを作って、
それ以来、外交文書の公開は、かなりハイピッチで進められていて、時々メディアなどで取り上げられています。
公文書の重要さというものを改めて認識したわけですが、
今回、明治時代の明治天皇の即位に始まって、お亡くなりになったときの大喪の儀式まで、
様々な公文書が展示されていて、非常に興味深いものです。
特に、宮中の儀式は、カラー刷りの絵も添付されていて、
後世にその儀式の模様を伝えるという意味合いがあったのだと思います。
私はこれを見て、外務大臣時代に、日本にあった朝鮮王朝時代の「朝鮮王朝儀軌」を
韓国に引き渡したことを思い出します。
同じように、非常に美しいカラー刷りの、朝鮮王朝の様々な儀式を後世に残すための資料だったわけですが、
やはりそれが韓国にあることによって、本当に意味を持つ。
明治天皇の即位の礼などのきれいな資料を見て、改めてそう感じた次第です。
それぞれの国にあって、初めて大きな意味を持つものではないかと思っています。
(つづく)
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