13/04/17 00:27:03.31 0 BE:1964348069-PLT(12069)
>>1(の続き)
「政治と文化は別」。妹と一緒に訪れた京都府の女性(64)はこちらの質問を遮るようにそう言い切った。
「政治の問題は政治家が解決してくれはったらええの。私らは文化で交流するんです」
多くの韓流ドラマの日本語版を監修した国立民族学博物館の朝倉敏夫教授(文化人類学・韓国社会研究)は
「韓国のタレントや政治家から食べ物の名前まで、当たり前のように現地の読み方で呼ぶようになったのは韓流の力が大きい。
この10年は日韓の距離を大幅に縮めた」と話す。
しかし、11年8月には男性俳優のツイッター発言をきっかけに「フジテレビの番組編成が韓流ドラマに偏っている」という不満の声がインターネットで拡大し、
デモ隊が同局前に押しかける騒ぎに。昨年8月、韓国の李明博(イミョンバク)大統領(当時)が竹島に上陸し、
さらに従軍慰安婦問題が再燃すると緊張は頂点に達した。韓国料理店やグッズ店が並び「韓流ファンの聖地」とされる東京・新大久保などでは、
在日韓国・朝鮮人に向けて「出ていけ」「殺せ」といった過激な「ヘイトスピーチ」を連呼するデモが行われている。
◇肩身の狭い思い
再び東京ドーム周辺。
8年前に東方神起にはまって以来、メンバーの「追っかけ」をしているという札幌市の主婦(54)は「韓国にはコンサートや観光で何度も出かけていますが、
領土問題が深刻化してからは行くのをためらうようになりました」と打ち明ける。
「現地で日本人と分かって、何か言われると怖いからと旅行を諦めた友人もいます」。娘と二人連れの川崎市の主婦(50)は
「親しい友達と話すとき以外は韓流の話題を避けるようになった」と言う。
その隣にいた別の女性は「夫に『韓流、韓流と騒ぐのはやめろ』と言われたんです」とため息をついた。
やはり程度の差はあれ、肩身の狭い思いをしている人は多いようだ。(>>3-8へ続く)
毎日新聞 2013年04月16日 東京夕刊
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