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総務省が16日に公表した2012年10月1日現在の人口統計によると、日本に滞在する外国人が
4年連続で減少し、その減少幅が過去最大を記録した。
日本への入国者数と出国者数を比べると、2012年には日本に入国した人数の方が7万9,000人減少
した。そのうち外国人は5万6,000人で、前年の5万1,000人減よりも減少幅が拡大している。
2010年時点では、外国人の入国者数は出国者数をわずか4,000人下回るだけだったが、
2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生し、東日本大震災が日本国内に混乱をもたらした
ことから、外国人労働者らの日本からの出国数が一気に増加した。現在も福島第一原発事故の
問題解決には至っていないことなどから、外国人の流出に歯止めがかかっていないとみられる。
一方、日本の老人は確実に増えている。65歳以上の老年人口は、前年に比べ104万1,000人増の
3079万3,000人となり、初めて3000万人を突破した。第1次ベビーブーム期生まれが65歳を迎えた
ことが大きな要因だ。
また、沖縄の老年人口が年少人口(0-14歳)を上回ったことから、全ての都道府県で、
子どもよりも老人の人口が多くなった。
総人口に占める老年人口の割合は、過去最高の24.1%を記録。75歳以上に絞っても、
同11.9%となり、日本の10人に1人は75歳以上のお年寄りということになった。
日本の総人口(定住外国人も含む)は1億2751万5,000人となった。2年連続で減少し、
減少幅は過去最大となる28万4,000人だった。
▽IBTimes
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