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日本じゃんけん協会によると、じゃんけんの起源は、中国の唐から日本に伝来した「虫拳」にさかのぼるとも言われる。
虫拳とは、ヘビ、カエル、ナメクジの三すくみによる拳遊びで、現在の石、紙、ハサミに置き換わり、
これが国際標準になっている。偶然性と同時に、瞬時に相手の「手」を読む心理戦の側面も併せ持ち、今では毎年、世界大会まで催されているそうだ。
昨年の衆院選で野党に転落した民主党と、衆院勢力では民主党と互角となり、夏の参院選でも議席拡大を狙う日本維新の会。
この両党のたたずまいを比べると、どこか、じゃんけんを連想させるところがある。
まず、民主党だ。参院選を党勢立て直しのきっかけにしなければならないのに、どんな「手」を出すか、今も決めあぐねている。
「非改選組を合わせた自民、公明両党の参院での過半数阻止」の大目標のためには、非自民勢力が票を奪い合った
昨年の衆院選と同じ轍を踏まぬよう、野党協力の中心的存在になる必要がある。しかし、「手」を決められない民主党に、他の野党は愛想を尽かしたかにも見える。
例えば、重要な共闘相手である日本維新の会やみんなの党から労働組合依存の体質を手厳しく批判されても、
一定の組織票が見込める労組と距離を置くことができずにいる。
「民主党の看板では戦えない」と、公認候補予定者が離党届を持ってきても、執行部は、「離党後に野党共闘の橋渡し役となってくれる」
と期待して受理したかと思えば、「甘い処分が離党ドミノを招く」とする党内からの批判を受け、除籍(除名)を含む厳正な処分で臨む方針に変えるなど、迷走している。
参院選で争点になるとみられる憲法改正を巡る姿勢も定まらない。4月6日の民放テレビの番組で細野豪志幹事長は、
維新の会の橋下徹共同代表から憲法改正についての立場を明確にするよう迫られたが、最後まで、「改正論議をするのはいい」と言うだけにとどまった。
寄り合い所帯の分裂を恐れているだけではなく、政策の矛盾を厳しく批判された政権担当時のトラウマがあるのだろうか。
受け身の姿勢や、後手、後手の対応が、民主党を更なる苦境に陥れているように見える。
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