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2012/09/05(水)の朝日新聞 朝刊 東京版14面「声」欄 より
「慰安婦問題に女性の目線を」
主婦 是枝 まゆ美 (川崎市麻生区 37)
従軍慰安婦問題をめぐって、日韓の政治家の間で挑発的な言葉が飛び交っている。
野田佳彦首相は、強制連行の事実を文書で確認できなかった、という趣旨のことを
述べた。平凡な主婦の私には不可解な言葉だ。
犯罪行為の立証に文書が必ずしも必要なわけではない。「私は女性を犯しました」
と書いた文書がなくても、被害者の証言や状況証拠で十分なはずだ。
1993年には当時の河野洋平官房長官が慰安婦募集が「甘言」「強圧」などで行
われた、という談話を出した。元慰安婦の証言の聞き取りに基づくものだ。
日本の伝統的な女性蔑視の考え方が、慰安婦問題を認めない政治家らの中にあると思う。
私が結婚後、「ぜひ男の子を産んでほしい」と懇願された体験からも、容易に想像できる。
ひとりの女性として、この問題に無関心ではいられない。領土問題とごっちゃにぜずに、
世界に胸を張れる解決策を示してほしい。