13/04/14 11:50:45.41 yNpG5KAp0
>>728
記述的に形態素を解体すると、五段の可能動詞が、例えば「行く」なら
「行ける」ik+eruになることは正しい。
だが、一段動詞にこれを適用すると、「食べる」について、
tabe+eru「食べえる」になるはず。
これが通用しているのなら、何の問題もない。
そもそも、文章語的ではあるが「食べ得る」という形は、やや射程を異にするが存在する。
ところが、現実に通用しているのは、「食べれる」tabe+reru
Rが余分に挟まっている。
だから、「ら抜き」は「ら抜き」で、可能動詞と平仄があっていない。
これを解決しようとすれば、可能表現を、-reruと固定することになる。
だが、*ikreruは、日本語の音韻としては発音できないから、
例えば、「行けれる」ike-reruのように、「れ足す」にするしかない。
ら抜きも、まだ不徹底な、過渡期の表現なんですよ。
いずれ、名古屋弁のような「れ足す」に落ち着くだろう。