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・作家・村上春樹さんの書き下ろし小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の販売が12日午前0時から
始まり、東京都内の深夜営業の書店にはさっそくファンらが集結した。「1Q84 BOOK3」以来3年ぶりの長編小説と
あって、事前予約も殺到し、版元の文芸春秋は計50万部の発行を決めている。
東京都渋谷区の代官山蔦屋書店が開いた読書会にはファンら約100人と文芸評論家の福田和也さんが参加。
福田さんは、村上作品の魅力について「闇の深さでしょう」と語った。
午前0時の販売開始には150人以上が列をつくった。列の先頭になった横浜市戸塚区の上智大3年
山下主暉(かずき)さん(20)は「村上作品の魅力は十回読んでも理解しきれない奥深さです。帰る電車も
ないので、今夜はこのまま近くで徹夜で読みます」と興奮した様子で語った。
三省堂書店神保町本店(千代田区)は11日夜、屋外の「三省堂書店」の看板の上に「村上春樹堂」と
書かれたパネルをかぶせた。1500冊を仕入れ、12日は通常よりも3時間早く午前7時から店外のワゴンで
販売する予定だ。松下恒夫次長(47)は「売り上げ減少など暗い話ばかりの出版業界にあって、数少ない
希望だ」と話す。
旭屋書店池袋店(豊島区)は12日午前8時から、JR池袋駅の改札前にワゴンの「出張店舗」を出す。
下山直樹係長(42)は「通勤・通学中のハルキファンに、手にとってもらいたい」と語った。
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村上春樹さんの書き下ろし小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が12日、発売された。
「1Q84 BOOK3」以来3年ぶりの長編小説とあって、事前予約も殺到し、版元の文芸春秋は計50万部の
発行を決めている。(>>2-10につづく)
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