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姜尚中とさぐる「こころ」、生きる指針が見つからない苦悩を見つめる『100分de名著』
[2013/04/10]
一度は読みたいと思いながら、手に取ることができない古今東西の「名著」を25分×4回、
つまり100分で読み解く番組『100分de名著』(NHK Eテレ)。
MCに伊集院光、武内陶子アナウンサーを迎えてお送りする。
4月は日本近代文学の巨匠・夏目漱石の「こころ」を取り上げる。
同作品は、私たちが抱えている孤独の正体に迫った作品であり、人の絆について多くの真実が語られている。
先行きの見えない今こそ、改めて読みたい小説だ。
番組では、ベストセラーとなった「悩む力」「続悩む力」で独自の漱石論を展開した政治学者の姜尚中を語り手に迎え、
「こころ」を読みとく。そして今に生きる私たちが抱えている、
様々な悩みの原因を明らかにし、より良く生きるためのヒントを探っていく。
物語では最初、私という学生の主人公が、鎌倉で先生と出会い、親しくなる。
しかし先生は重大な秘密を抱えており、なかなか心を開いてくれない。
実は先生は、学生の時、親友のKとふたりして下宿のお嬢さんのことを好きになった過去があった。
先生はKを出し抜いて恋を告白する。ショックを受けたK は自殺、先生はお嬢さんと結婚するが、
親友を裏切った自分を許せず、私あての遺書を残して真相を告白し、自殺してしまうという内容だ。
学校の国語の授業では、一部を引用して、友情とエゴのぶつかり合いがよく解説されるが、
この小説に描かれているものは、それだけではない。
実は漱石は、現代人は孤独と隣り合わせだと考えていた。
村などの共同体が社会の規範となっていた時代は、自分よりも社会の方が大切だった。
しかし現代では、最も大切なのは自分である。
自我という城が強固であればあるほど、他人を信じ、受け入れ、自分を相手に投げ出すことが出来なくなる。
漱石はその有様を、先生の孤独として表現したのだった。(つづく)
URLリンク(news.mynavi.jp)
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