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★余録:韓国紙・朝鮮日報が先月ソウルで催した国際会議…
韓国紙・朝鮮日報が先月ソウルで催した国際会議には福田康夫元首相や米国のパウエル元国務長官ら重鎮が何人も参加したが、
最も注目されたのはフランスの39歳の女性閣僚フルール・ペルラン氏だった
▲ルーツは韓国。生後間もなく道端に置かれ、海外養子としてフランスの夫妻に育てられた。一流の教育を身につけ数カ国語を操るが韓国語は話せない。
しかし「両国をつなぐ役割ができそう」と笑顔を振りまき、時の人になった
▲次は別件。釜山(プサン)生まれの双子姉妹が米、仏の養親に育てられ、双子であることも知らずにいた。
だが渡航20年以上を経て二人の縁は劇的につながる。
仏側の女性の友人が米映画「SAYURI」を見て「あなたにそっくりな女優が出演している」と知らせたのがきっかけだった。これも最近の報道である
▲通算20万人以上とされる韓国からの海外養子は、朝鮮戦争の戦災孤児を米国に送ったことに始まる。
貧困家庭では「欧米先進国で育つ方が子供は幸せ」という発想もあったらしい
▲だが特に物心ついた後の肉親との別離は心に深い傷を残す。その体験者が監督をした映画として、日本でも上映された韓仏合作「冬の小鳥」などがある。
感動的であると同時に、胸が詰まるような悲哀に満ちている
▲以上は韓国の重い課題だ。
しかしフルール・ペルラン氏や双子姉妹の例をみると、グローバル時代の進展に従って問題の「暗さ」が減じていきそうな気配もある。
一方、わが国では子供の虐待が広がり、多くの児童養護施設には親と一緒に暮らせない子供があふれている。
薄幸の子供たちを救えない日本でよいはずがない。
毎日新聞 2013年04月07日 00時13分
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※前(★1:4/07(日) 01:53:19):スレリンク(newsplus板)