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震災を利用した裏金づくり 寺澤 有
寺澤有 (Yu_TERASAWA) on Twitter URLリンク(twitter.com)
【38万枚の会計文書から裏金を暴く】
警察の一番の問題点は、裏金問題だ。裏金問題というのは、警察が架空の経費を請求するなど…
様々な手段を使って、裏金をプールし、トップから末端の警察官に至るまで分配されている問題のことである。
こうしたことを指摘すると、人のいい日本人の中には……「捜査に必要な経費を捻出しているんだろう」
と思う人もいるようだか、事実はまったく異なる。
捜査に必要な経費はきちんと請求すればいいし、予算も計上されているいるのであって、プールされた裏金は、
警察幹部の闇手当や遊興費につかわれているのだ。警察の裏金問題はこれまでも指摘されてきたし、
大きな問題になったこともある。その詳細はあとで触れることとして、ここではまず2011年に起きた
東日本大震災においても、警察が組織的な裏金づくりに励んだ可能性が高いということに触れておきたい。
【検案謝金】
法律上、震災で亡くなった方の遺体は「変死体」扱いにされるので、警察官が犯罪性の有無を判断する「検視」を行い、
医師が死因を決定する「検案」を行うことになっている。
そして、警察では変死体を検案した医師に対する謝礼が予算化されている。これが長年、検案した医師に
支給されず(書類上は支払ったことにして)、警察の裏金としてプールされている実体があるのだ。
このカラクリに私が気づいたのが2010年のことだった。情報公開請求から5年かけてようやく開示させた
警視庁の会計文書39万枚を、1年かけて閲覧、コピーして判明したのである。
(「捜査上の秘密」などの理由で主要な部分が黒塗りで開示された文書も多く、これらは閲覧しても
意味がないと思い、途中で辞退、実際の閲覧枚数は9万枚弱だった)
閲覧していると、警察には「変死体検案謝金」(以下検案謝金)という支出があることがわかった。
1体3000円で変死体を検案した医師に支払われたことになってなっている。