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>>1(の続き)
■閉塞的社会の不満のはけ口
C ドイツにナチス、イタリアにファシストが台頭するうえで大きな役割を果たしたのは、中産階級から没落した新たな貧困者たちだった。
ネトウヨについても所得格差や不遇な若年層の拡大、閉塞感の横溢といった社会背景との絡みで語られてきた。
欲求不満が最も高じるのは、比較的最近になって困窮感を抱くようになった人たちだという定説は、現在でも揺るがないようだ。
D 社会学者で首都大学東京教授の宮台真司は、「グローバル化による経済的失望を背景に、自分は社会的に恵まれないとの意識を持つ、
知的ネットワークから排除された層が台頭しがちになる。
外交的対立をネタにした感情的な『煽り』につられやすい層」だと指摘している(朝日新聞12年8月28日付)。
B 嫌韓派のリーダーと名指しされてきた漫画家の小林よしのりでさえ朝日新聞(12年12月27日付「耕論」)でこう述べた。
「何を今さら」だが、右派も危険視している証だろう。
「グローバリズムや小泉構造改革の影響で、安定した仕事につけず人間関係でも孤立した人々が激増した。
そんな人々の一部が『誰からも必要とされない無価値な自分』にはかせるゲタとして愛国心を使い、他人を叩いて憂さを晴らしている。
『国を愛し、行動する自分は、そうでない人々より価値がある』というわけだ」
小林は日本社会を右傾化させた主導者の一人でありながら、「今はそれが限度を超えたバブルとなり、ネット右翼と呼ばれる人々が出現している」と語り、
タカ派自民党の対立軸として、リベラルな政党をつくりたい、とまで語った。(以下略、ソース参照)
(2013.3.27 民団新聞)
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