13/03/27 22:58:23.65 0
(>>1のつづき)
だから、テレビに出ている女性の識者なんかを見ても、本当に一部のすごい人ばかりじゃないですか。自分で
会社を起こして成功した人とか、公認会計士とか、学者とかばかりで、普通に頑張って仕事をしている女性の
キャリアというものが、まだあまり確立されていない。それで女性が働きにくくなっているという部分があると思います。
特に、子供を産んでからのキャリアが大変。
韓国も、その状況はよく似ているんです。子供を産むときに、会社を辞めてからしばらくキャリアにブランクが空く
国って、日本と韓国ぐらいなんですね。ヨーロッパでは、育児休暇を1年くらい取ってから元のキャリアに戻る、
なんてことは普通なんですけど。
日本と韓国で、女性が結構大変だという構造的な困難さは似ていると思います。ただ、安藤さんがおっしゃっているのは
きっとメンタリティの話ですよね。メンタリティで言えば、韓国の人の方が元気な気はします。
ちょうどこの前のピースボートのクルーズも、日本と韓国の共同共催で、乗船客も半分が韓国人、半分が日本人くらい
だったんですけど、韓国人の方がはるかにエネルギッシュでした。講演でも韓国人の方がよく質問してくるし、トークの
最中にもどんどん口を挟んできて。
安藤:?たとえば講演の最中に、「それはどういうことですか?」って手を挙げて質問してくるとか?
古市:?はい。普通にどんどん手を挙げて入ってきますし、あとは、質問の時間なのに自分の意見を滔々とまくし立てる
人もいる(笑)。とにかく、前へ前へという感じなんです。
食事にしても、直前になって韓国側でツアーを主催するNPOが「キムチは絶対に入れてくれ」と言い出して、ごり押しで
メニューに入れさせた、なんてこともありました。そういう交渉力もすごいです。
安藤:?そういうところは韓国人の強さなんですかね。日本人のように人の目を気にすることがなくて。
私は、自分では日本的なイメージの起業家だとは思っていませんが、人に見られる立場にはなっています。
自分の裁量で働く自由はあるものの、人目に触れるということは、場合によっては不自由さも感じます。(以上、抜粋。本文はかなりの長文です)