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対馬市議会は26日、日本本土から壱岐、対馬を経由し韓国までをつなぐ「日韓海底トンネル」の早期建設を国に求める
意見書を可決した。意見書では「東アジアの一体化と平和を求める歴史的試み」と訴えている。
市議会は2月に長崎市の任意団体「日韓トンネル推進長崎県民会議」(川口勝之議長、約130人)から同トンネルの早
期建設を国に働き掛けるよう求める請願書を受理。今議会の産業建設常任委員会で審議し、26日の最終本会議で採択した
ことを受け、大部初幸議員が意見書案を発議した。
同県民会議によると、トンネルは佐賀県唐津市から壱岐、対馬両市を経由し、韓国・巨済島までを結ぶ。全長は235キ
ロと想定。早期建設を求める同様の活動をしている団体が複数あるという。
意見書ではドーバー海峡の「英仏海峡トンネル」(全長38キロ)をモデルとし、日韓海底トンネルが完成すれば人と物
の流れが拡大し、日韓中の経済圏が強化され、東アジア全体の経済発展に貢献すると強調した。
2013年3月27日 長崎新聞
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