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球春到来とともに、野球帽の人気が上昇している。ただし競技とは無関係。
若い女性の装飾品として注目されているのだ。ベースボールキャップをちょこんと頭に乗せれば、旬のスタイルができあがり！ なんだとか…。
裏原宿の「ニューエラ東京」（東京都渋谷区）は、米国メジャーリーグ全３０球団の公式キャップを手がける
ニューエラの日本唯一の直営店だ。約７００種の帽子のうち６割が野球帽。
頭のラインが丸く、つばが平らな伝統的な形が人気で、中心価格は４４１０～６３００円。
人気球団ヤンキースの帽子だけでも２０種ほどの色柄がそろう。
鏡の前で試着していた雑貨店勤務の井上歩奈美さん（２１）は、
「シンプルなベースボールキャップが欲しいなと思うようになってきた。ジージャンやパーカーに合わせたい」。
一緒に来店していた消防士の諸星貴徳さん（２１）も、「女の子がかぶるのも、かわいくていいですね。
カラーやロゴ、マークが豊富で楽しく、使いやすいから、自分は７、８個持っています」。
スケーター（スケートボード愛好者）やダンサーなど、もともとストリート系男子に人気の野球帽。
平日でも１日約３００人が来店するが、今年に入り女性客の割合が３割を突破するなど、かつてない華やかさだ。
女性アパレルでも野球帽の提案が目立っている。渋谷１０９店など全国３３店を展開する「ダズリン」は、
花柄やレースのワンピースが主力商品のガーリーなブランドなのだが、今年１月にベースボールキャップ（４色、２６２５円）を商品化すると、
品切れを繰り返すヒットアイテムに躍り出た。フェミニンな服にも合うよう、ソフトな綿主体の生地を使い、頭を丸くつばを小さめに設計している。
「いつものワンピの頭にポンと乗っけるだけで、今時のスタイルが完成。ファッションをキメすぎないことが
オシャレとされる時代、“外し”や“抜け”が演出できるアイテムとして、今年ダントツのトレンド小物になっています」と、
企画や販売に携わるヴィジュアルプレス、片川由加里さん（２３）。
URLﾘﾝｸ(www.sankeibiz.jp)
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