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★憲法審再開 先走ることなく慎重に(3月23日)
衆参両院の憲法審査会が論議を再開した。衆院は憲法の章ごとに各党が見解を表明し、参院では二院制をテーマに議論している。
昨年12月の衆院選を経て憲法を取り巻く情勢は一変した。
憲法改正を掲げる自民、日本維新の会、みんなの党は衆院の4分の3を超える議席を占めている。
安倍晋三首相は発議要件を定めた96条の改正を明言し、自ら改憲の旗を振っている。参院選で勝利すれば、改憲論議を加速させる構えだ。
北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の動向が安全保障面の緊張を高め、改憲への追い風となっている。
しかし今、改憲の機が熟しているとはとても言えない。国民が政治に求めているのは、まず経済再生や社会保障制度の改革ではないか。
政治がいたずらに先走ることのないよう、両院の審査会には慎重な対応を強く求めたい。
憲法に関する調査と改正原案の審議などを目的に衆参両院に設置された憲法審査会は、政局の混乱からこの数カ月間、休眠状態だった。
再開後も、9条をめぐる対立のほか、維新とみんなは一院制を主張し、各党の意見の隔たりは大きい。
当面の焦点は首相が提起した96条改正だ。改正発議要件を衆参各院の議員総数の3分の2以上から、2分の1以上に緩和する内容だ。
首相は「3分の1を少し超える議員が反対すれば指一本触れられないのはおかしい」と述べている。
この考えには賛成できない。(>>2-3へ続く)
北海道新聞
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