13/03/18 20:29:39.53 tlALeeR8O
>>193
★ヒーローのいない世界は不幸だが、ヒーローを必要とする世界はもっと不幸だ
■『ヒーローを待っていても世界は変わらない』
「決断できる政治」や「強いリーダーシップ」を待望してしまう人々の「気分」に対する懸念。
怖いのは、社会全体に停滞感や閉塞感が広がり、仕事や生活に追われて余裕のない人が増えると、
「自分はこんなにがんばっているのに、楽にならない」という不満から「自分は不当に損をしている」と感じる人も増える。
『その「自分は報われていない」というフラストレーションを背景に、「ズルして楽している人間は許せない」という怒りが高まり、その義憤に押されるように「既得権益」のレッテル貼りが横行していく、という事態に至りかねないこと』。
「自分が正当に報われていない」という実感は、確実なものとしてある。
そのときに「世の中にこういう既得権益があります」と言われると、『自分の日々の努力を踏みにじられたような気分になり、日々に余裕がないゆえに、なおさらそれを許せなく感じる』という状態。
そうして余裕のない人が増えれば増えるほど、「既得権益」という「犯人探し」の傾向が強まる。
そして、そこに切り込む「切り込み隊長」が待望される。
しかし、気をつけるべきなのは、その「切り込み隊長」がバッサリと斬りつける対象は、もしかしたらあなた自身かもしれないということだ。
「ヒーロー」の後ろから「いいぞ!」と声援を送ってスッキリし、ガス抜きしていたら、そのヒーローがいきなり振り向いて自分をバッサリと斬りつけているかもしれない。
■参考
◆「強いリーダー」を待ち望む人へ。の巻‐雨宮処凛がゆく!‐マガジン9 URLリンク(www.magazine9.jp)
■相互憎悪を増幅するシステムとして、テレビが機能
それが生活保護の河本問題で明らかに。テレビは1%の金持ちがスポンサーなのだから、彼らには嫌悪が向かないようにしている。
一方、欧米では格差が大きくなり過ぎると、治安が悪くなって、金持ちが強盗や誘拐にあうので、そうは悪いことはできない。
日本の格差社会が余計いに酷くなっても、日本の金持ちを襲うのは、むしろ外国人のギャングだろう。