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○首相に失望感も…北海道でTPP説明の自民議員
安倍首相の環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加表明から一夜明けた16日、自民党の
北海道内選出国会議員たちは地元に戻り、支援者への説明に追われた。
同党道連会長で財務政務官の伊東良孝衆院議員(道7区)は、同日夜に釧路市内で開かれた
会合に出席し「首相は第1次産業を守る固い決意の下、交渉参加の決断をされた」と説明し、
理解を求めた。その上で「決まった以上はいかに北海道の第1次産業を守るか、という方向に
考え方を変えざるを得ない」と強調した。
中川郁子衆院議員(道11区)は、中札内村で開かれた後援会の会合に出席し「記者会見で
(小麦や乳製品など)5項目が(交渉で)例外とならないならば脱退も辞さないとの発言が
なかったのは残念」と、首相に失望感を表した。中札内村農業協同組合の山本勝博組合長も
「首相にはがっかりした。このままでは参院選で(自民党を)支援できない」と話していた。
長沼町内で国政報告会を開き、釈明に追われたのは渡辺孝一衆院議員(比例道ブロック)。
不満の声を漏らす支援者に対し「ポイントはいかに国益を守るかで、腰を据えて取り組む」と、
理解を求めた。
☆写真:後援会の出席者にTPP問題などを説明する中川議員(中札内村で)
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□ソース:読売新聞
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