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「メタンハイドレートは資源ではない」石井吉徳・元国立環境研究所長
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■膨大な回収エネルギー、見積もられない収支比、EPR
かくして20年が経過した。だが上述のように経済性は不明のまま、EPR(エネルギー収支比)も未評価で、
納得できる回収エネルギー分析もされていない。
カナダでは地下1000mのボーリング孔から80℃の温水を注入、メタンは遊離回収されたが、これはメタン生産に
別エネルギーが使われたことになる。
減圧法も試みられた。しかしそれだけでは不十分とみられている。減圧法が主体だが、他の+αが必要と
されている。例えば分解促進にメタノールの注入、そして分子置換に二酸化炭素の挿入も考えられる。
それはメタンより二酸化炭素のほうが安定トラップされるからである。だが技術的には可能であっても、
エネルギーコストはさら増大しよう。
私が委員長を務めて、資源かどうか見極めようと述べてから、もう20年ほどが経過した。だが依然としてEPR
(エネルギー収支比)による科学的な経済評価は何時になるのか見当もつかない。
その反面、楽観的な話ばかりがメディアに流される。既に利権構造化しているのであろうか、「メタンハイドレート・
ムラ」が出来上がったようだ。
もう止めにして欲しいものである、税を負担しつつ幻想を
追う国民が哀れである。