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東日本大震災が発生してから、11日で丸2年が経過した。台湾メディア・中央通訊社は11日、
震災後に台湾と日本の間の感情が従来よりさらに深いものになったとする記事を伝えた。
記事は、震災発生後に台湾の市民が熱心に義捐金や支援物資を提供し「まさかのときの友こそ真の友」という友情を示すとともに、
この2年間被災地への関心や思いやりを絶やさなかったとした。
また、発生後に馬英九総統がテレビで義捐金を呼びかけたり、王金平立法院長が日本に義捐金を届けるとともに
北海道の観光客回復に向けたPRを行ったりしたこと、台湾赤十字社や台湾の宗教団体、
芸能人などが次々と日本のためにチャリティイベントを開催したことを振り返った。
記事はそのうえで、台湾に対する日本の反応にも触れ、昨年の追悼式典に日本政府が台湾政府関係者を
使節扱いしなかったことで日本国内の批判を浴びたこと、昨年4月の園遊会で天皇陛下が当時の
駐日台湾代表に感謝のお言葉を述べられたことを伝えた。
さらに、多くの日本人が感謝を示すために台湾観光に出かけたこと、台湾人が北海道観光で立ち寄ったラーメン店で
「台湾の人は無料だ」と言われたこと、東京でタクシーに乗ったときに「台湾万歳」と言われたことなどをエピソードとして挙げた。
そして、先日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本―台湾戦で、球場内外の多くの日本人が
「台湾ありがとう」と書かれた横断幕やカードを手に「台湾が好きだ」と叫んだこと、多くの日本ファンが「台湾と日本は兄弟。
一緒に決勝トーナメントに行ければ」と考えていたことも紹介。
「台湾は進出できなかったが、日本人の友情は台湾人も感じ取ることができた」と結んだ。
【社会ニュース】 (編集担当:柳川俊之)
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