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2000年代前半には約30兆円の市場規模を誇ったパチンコ業界だが、
相次ぐ規制強化に若者のパチンコ離れも加わり、20兆円を下回るまでに凋落した。
生き残りのために仕掛ける積極的な行動が、軋轢(あつれき)を生んでいる。
ノウハウはないが、資金だけは豊富にある、というパチンコ業界が、
他の業界を荒らし回っていることについて、警戒感の広がりとともに
問題視される向きが強まっている。たとえ黒いものでも
トップが白と言えば白になるパチンコ業界の常識に変わりがないということも問題だ。
パチンコ業界は上場している企業が存在するとはいえ、
まだまだ不明瞭な点が多い業界である。パチンコホールにおける
換金行為は言うまでもなく違法であり、“三店方式”という仕組みを
利用してグレーゾーンで営業をしているに過ぎない。
そうした組織に一般企業が飲み込まれることになるので、
軋轢が生じるのは当たり前だ。セガサミーは、03年にパチンコメーカーの
サミーがゲームメーカーのセガを買収して誕生したが、未だに、
旧セガ社員の中には、旧サミーの企業体質に拒絶反応を示す人も少なくないそうだ。
冒頭で触れたように、平和傘下のPGMによる敵対的買収劇から身を
守ったアコーディアも、13年3月期末の配当を前期末の1200円から5500円にまで
引き上げざるを得ない状況になった。TOBは不成立に終わったものの、混乱に乗じて
今年1月にアコーディア株を買い占めた村上世彰氏と関係の深い投資会社「レノ」との
攻防を含めて、今後アコーディアに財務的な影響を与えることは必至だ。
マルハンが介護業界へ進出するという噂もあるように、平和、
セガサミーのほかにも、異業種へ進出を目論むパチンコ関連企業は多い。
なりふり構わぬパチンコ業界の行動に異業種が翻弄されるのは、まだまだこれからである。
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