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植村隆記者の従軍慰安婦捏造は日韓関係を大混乱に陥れた日本の新聞史上最大の誤報だろう。
これを報じたのは、朝日が初めてではない。吉田清治が『私の戦争犯罪』という本を三一書房から出し、
これについては他の新聞も雑誌も報じていたが、それを裏づける証拠がないため、都市伝説の域を
出なかった。1991年8月に福島瑞穂氏がマスコミに金学順の「証言」を売り込んできて、NHKなど各社も
その証言は報道したが、それだけでは50年前の売春婦の話にすぎないので、そこそこの扱いだった。
ところが植村記者が、これを吉田清治の話と混同して「挺身隊として強制連行」したと報じたことで問題が
大きくなった。正直いって私は当時「抜かれた」と思って関係者に取材したが、吉田の本にはおかしな点が
多く、地元紙が捏造だと報じていることもわかったのでNHKは追いかけなかった。たぶん各社も同じだろう。
そもそも「女子挺身隊」というのは工場に勤労動員する制度だから、歴史的知識のある人ならすぐ間違い
だとわかるはずだ。
ところが1992年1月11日の「慰安所 軍関与示す資料」という朝日の記事が致命的だった。このときも
植村記者は「挺身隊の名で強制連行した」と書いている。彼はおそらく軍の「関与」を示す通達が強制連行の
証拠になると考えたのだろうが、この通達は業者に慰安婦を誘拐するなと指示するもの(※)で、むしろ強制連行の
反証だ。史料の解釈については吉見義明氏に植村記者がミスリードされた疑いが強いが、8月の記事から5ヶ月
たっても「挺身隊」という単純ミスさえチェックできなかった社会部デスクにも責任がある。
※日本陸軍省公文書 『軍慰安所従業婦等募集に関する件』
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この公文書を、中央大の吉見義明が「軍の組織的な犯罪加担」と歪曲し『募集含め統制・関与』との
見出しを掲げて朝日新聞に掲載。
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