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○尖閣に測量隊派遣の意向=地図作製、島に標識建設も-中国
9日付の中国紙・京華時報によると、北京で開会中の中国全国政治協商会議
(政協)委員の李明徳・国家測絵局副局長は8日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・
釣魚島)や付属島しょの正確な地図の作製などのため、今後、適当な時期を
選び、尖閣諸島に測量隊員を派遣するとともに、尖閣諸島上に測量のための
標識を建設するとの意向を表明した。
尖閣諸島の領有権を主張する中国政府としては、測量名目で尖閣海域への
接近を強化するとみられ、海上保安庁巡視船との摩擦も懸念される。
李副局長によれば、中国が2012年9月に発行した尖閣諸島や付属島しょの
地図作製に当たっては無人機や衛星を活用してきた。しかしより正確な尖閣
諸島に関する地図を完成するには「隊員を派遣して測量し、島の上に相応の
測量標識を設置する必要がある」という。
李副局長は「釣魚島はわれわれの領土だ」と述べ、尖閣諸島での測量は可能
だとの認識を示した。国家測絵地理情報局を先頭に、国家海洋局や海軍
などが参加する国家島しょ測量・製図プロジェクトは09年に始動したが、
第2期計画として、尖閣諸島全海域を網羅した測量を実施する予定だという。
□ソース:時事通信
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