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子宮頸(けい)がんワクチン「サーバリックス」を接種した東京都杉並区の
女子中学生(14)が、歩行障害などの重い症状が出て、1年3カ月にわたり
通学できない状況だったことが、7日の区議会で明らかになった。無料接種を
行った区は「接種の副反応」と認め、補償する方針だ。補償額は未定。
サーバリックスは3回の接種が必要。母親によると、女子中学生は12歳だった
2011年10月に区内の医療機関で2回目の接種をした。その直後、接種した
左腕がしびれ、腫れて痛む症状が出た。症状は脚や背中にも広がり入院。今年1月には
通学できる状態になったが、割り算ができないなどの症状が残っているという。
接種した区内の医療機関は「サーバリックスの副反応」と診断し保健所に報告した。
厚生労働省によると、昨年8月末の時点で、全国で接種した延べ663万5千人のうち
956人に副反応が起きているという。失神が多いが「四肢の運動能力低下」「歩行不能」などで
未回復の例もあり、副反応の発生率はインフルエンザワクチンの10倍程度という。
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