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埼玉県久喜市で119番通報した高齢男性(75)が1月、県内外の25病院から計36回の救急搬送を
断られ、約3時間後に到着した県外の病院で死亡したことが分かった。久喜地区消防組合消防本部は
「休日の病院との連携不足が問題だった」と話している。
同消防本部によると、男性は1人暮らしで、同月6日午後11時25分、「胸が苦しい」と呼吸困難を
訴えて119番通報。自宅に到着した救急隊員が近隣の各病院に受け入れが可能か照会したところ
「医師不足のため処置が困難」「ベッドが満床」などの理由で断られ続けたという。
男性が最終的に茨城県境町の病院に搬送された時には、通報から約3時間が経過しており、病院内で
死亡が確認された。
総務省消防庁によると、11年に救急医療機関が重症患者の受け入れを3回以上拒否したケースは
1万7281回に上った。同庁の担当者は久喜市の事例について、「36回は多い方だ」としている。
ソース:毎日.jp URLリンク(mainichi.jp)