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県内の在日コリアンが学ぶ神奈川朝鮮中高級学校(横浜市神奈川区)で3日、高校部の卒業式があった。朝鮮学校をめぐっては、
北朝鮮の核実験後、黒岩祐治知事が補助金打ち切りを表明した。
卒業生の男性(18)は「学ぶ権利が認められず心残り。でも、理解される日はきっと来る」と前を向く。
式典後の校庭。携帯電話を手に34人の卒業生で記念写真を撮り合った。「笑ったり、泣いたり。いっぱい青春しました」。少し誇らしげな笑みが、男性の顔に広がった。
落胆の3年間でもあった。入学した年に始まった高校無償化の対象から外され、「日本の高校生と変わらない生活を送っているのに、なぜ」。
卒業を目の前に、県の補助金打ち切りの知らせが届き、やるせなさは募った。
それでも「日本の植民地支配に始まる在日の歴史が知られていないだけ。知れば理解してもらえる」。サッカー部でボールを追った日々。
日本の学校の選手から「国へ帰れ」と暴言を浴びたこともあったが、ファウルで倒された相手に「大丈夫か」と手を差し伸べられた。
「おまえ、うまいな」。男性は「敵とだって仲間になれる。スポーツから学んだことです」と話す。
在日5世。先祖は日本で学ぶため、海を渡った。朝鮮半島が植民地支配される以前のこと。歴史を見渡せば、海を隔てた友好はむしろ長らく続いてきた。
建築士を志し、この春から専門学校に進む。「立派な家を建て、日本社会と在日の懸け橋になりたい」。築半世紀余、
風雪に耐えてきた校舎を振り返り、言った。「夢は、いつかこの学校を建て直すこと。そのためにも補助金は続けてほしい」
カナロコ 3月4日(月)14時0分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
(続)