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言葉は時代とともに変わる。ことわざも誤用が繰り返された結果、本来とは正反対の意味で使われるのが一般的になったものが結構ある。
さしずめ「情けは人のためならず」は、誤用ことわざの横綱である。
▼2年前に文化庁が実施した世論調査では、半数近くが「情けをかけて他人を助けるのは、結局その人のためにならない」と意味を取り違えていた。
「他人に情けをかければ、めぐりめぐって自分に良い報いがある」と正しく答えた人との差はわずか0・1ポイントだった。
▼日本語で生計を立てている身としては、真っ先に嘆かねばならぬ由々しき状況ではある。ただし、こと韓国に関しては、誤用した方がしっくりくる。
▼昨秋、長崎県対馬市の古刹(こさつ)から「観世音菩薩坐像」が盗まれた。今年になって窃盗団が韓国で捕まり、
仏像も返還されるはずだった。ところが、かの地の裁判所は「朝鮮半島から略奪されたものだ」という韓国の寺のむちゃくちゃな主張を認め、返還を差し止めたのである。
▼伏線はあった。3年前、当時の菅直人首相は、正当な手続きで日本に寄贈された「朝鮮王室儀軌」を李明博大統領に懇請されて引き渡した。
超法規的に「情け」をかけたのだが、これがいけなかった。以降、日本の文化財が韓国人に次々と盗まれ、いまだ戻ってこない。
▼朴槿恵大統領はきのうの演説で「歴史を直視し、積極的な変化と責任ある行動をとらねばならない」と日本に注文をつけたが、
冗談ではない。韓国の政界やメディア、司法界にまで蔓延(まんえん)している「反日病」を治すのが先決だ。
日本政府も韓国に拉致された仏像を全力で取り戻してもらいたい。むろん、小欄もそれまでキムチ断ちをするつもりである。
ソース 産経新聞
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