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八木秀次、三橋貴明 「 テレビ政治の内幕 」 PHP 八木秀次まえがき ( P1 ~ 3 ) 抜粋
09年の政権交代は、あきらかにテレビがつくりだした。
何しろ、ワイドショーやニュースショーは麻生政権バッシングに血道をあげた。
麻生首相は自腹でホテルバ―に通ってるのにそれが気に食わないだの、
漢字を読み間違えただの、カップ麺の値段を200円かそこら間違えたのは庶民感覚がないだの、
本当にどうでもいい話題だけをくり返し、支持率の下落をはやし立てまくった。
なのに民主党には、金権政治とは無縁なクリーンな政党で、自民にかわる 「 新たな保守の受け皿 」 として
視聴者が受け入れるような演出ばかりしてきた。
画面に登場するのは長島昭久議員や松原議員など、民主党では1割にも満たない保守派ばかりで、
民主党誕生時に社会党からそのままスライドし主流を占める、
社会党の最左派だった 「 社会主義協会 」 の議員は絶対にテレビにはださない。 ← ★★★
( 注 : 産経の阿比留記者も指摘 URLリンク(megalodon.jp) )
民主党にとって、外国人参政権や夫婦別姓は、基本政策に明記する最重要法案なのに、
テレビは、選挙用マニフェストにはのってないからと理由づけて一切とりあげなかった。
しかし早速、鳩山新首相はこの2つの 「 ヤミ法案 」 の国会提出を明言しているのだ。
いま、新聞を読む人の数は減ってきている。 雑誌もそうだ。
インターネットの影響力はまだ限定的で6%程度と、テレビの影響は絶大である。
テレビが打ち出す 「 自民 = 悪、民主 = 善 」 という図式の中で、 ← ★★★
NHKニュースすら 「 政権交代が焦点の、次の衆院選は 」 と連呼すれば、民主党に投票するのは当然である。
事実、テレビを観る時間が長い程、民主党支持率も高いという読売新聞の調査結果がでている・・・