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URLリンク(www.ishimoto.org)
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慶州国立博物館
本館の左手の庭園には、首のない石仏。そして鼻の部分をもがれた頭部。李朝時代の
仏教弾圧によってうち捨てられた石像は、この地に寄せ集められ長い風雪にさらされていた。
(3番目と4番目の写真は仏教弾圧によって打ち首になった仏像)
慶州国立博物館
博物館の展示物で印象深かったものは、石仏であった。石仏が数体並んでいる部屋に来ると、
原田さんは「この仏像の共通点に気付きませんか?」と聞かれ た。僕は気付かなかったが、
展示されていた石仏は皆、鼻が欠けていたのである。原田さんは、「この仏像は何故鼻がないと
思いますか」と聞かれた。誰かが、 壬辰倭乱(イムジンウェラン;豊臣秀吉の「コリア出兵」)の時だといった。
僕は、訪韓前に読んだ本に、豊臣の軍がコリアの人々の鼻を削ぎ落としたため、乱の後 に鼻の欠けた
人が多くいた、という記述があったのを思い出した。だから、何らかの理由で石仏の鼻を削ぎ落としたかもしれない、と思った。
しかし石仏の鼻を削ぎ落したは、子供が欲しい女の人だったのである。その昔、石仏の鼻を落として
煎じて飲むと子宝に恵まれるという迷信が流行り、半島の各地から女の人がやってきて、仏像の鼻を
落としたというのである。そのため、慶州にある石仏のうち、かなりの仏像は鼻が欠けているのだという。
この話をしながら、原田さんは半ば呆れた口調だった。だが、昔の人の「子供が欲しい」という思いや、
「子供を産まなければならない」というプレッシャーがいかに強かったかのかを、少しだけ感じ取った気がする。
豊臣秀吉が仏教を破壊?
コリアを旅すると旅行ガイドに『わが国に古い寺院が少ないのは秀吉軍に破壊されたためです』と説明されるらしい。
日本人観光客は贖罪意識を感じて居たたまれ なくなるようだ。しかしこれほど明白な歴史歪曲があるだろうか。
李氏は仏教を大弾圧し、1万以上あったといわれる寺院は、秀吉軍がコリアに入った時には わずか36ヵ寺にまで
減らされていたのだ。