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民主党は24日、野党転落後初の定期大会を東京都内のホテルで開いた。夏の参院選を「党の存亡を賭けた重大な政治決戦。
与党の過半数阻止に全力で取り組む」とした13年度の活動方針案を了承したほか、党を「改革政党」と位置付けた綱領を採択した。
ただ、参院選での頼みの綱となる野党共闘は展望が開けず、大会直前に2参院議員が離党届を出すなど前途は多難なままだ。
海江田万里代表は大会のあいさつで「背水の陣を敷き、死中に活を求めねばならない」と参院選への決意を強調。
その後の記者会見でも「刀折れ、矢尽きた時は潔く代表を辞める」と敗北した場合に辞任すると表明した。
しかし、党内には「次も惨敗だ」(地方組織幹部)とのあきらめムードが漂う。
全国に31ある改選数1の「1人区」で公認候補を擁立できているのは13選挙区にとどまるうえ、
与党の過半数阻止の大前提となる野党共闘の目算もまったく立たないためだ。
大会では衆院選で躍進した日本維新の会とみんなの党にあいさつの機会を与えて配慮した。
ただ、あいさつした維新の松野頼久国会議員団幹事長とみんなの浅尾慶一郎政調会長はいずれも民主離党者。
両氏のあいさつ後、司会の牧山弘恵参院議員が「多様な連携を図りたい」と呼びかけると会場から失笑が漏れた。
その後にあいさつした連合の古賀伸明会長も「一緒にあいさつするのは奇妙な感じだ」と不快感を示した。
民主党幹部は「不満があっても協力しなければ1人区では勝てない」と指摘する。民主党の桜井充政調会長は24日の記者会見で
12年度補正予算の修正案を参院に共同提出することでみんなの党と合意したと明らかにし、「野党連携の第一歩になる」と強調した。
だが、維新は改憲をにらんで参院選後の自民党との連携を視野に入れる。みんなも民主の労組依存体質への警戒感が強く、
具体的な選挙協力が進む状況にはほど遠い。
足元も万全ではない。党内には「集団で維新に移る動きがある」などさらなる離党への懸念も強まる。
党幹部は「次の参院選で『二番底』となる。その次の参院選や衆院選まで党として生き残れるかどうかだ」と危機感を示した。
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