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「迷惑です。不快だから降りてください」「私は女性専用の車両だとは思ってない」。車内に飛び交う怒号。
動画共有サイトに公開されている映像の一幕だ。通勤電車の「女性専用車両」をめぐり、ときどきトラブルが起きている。
女性専用車両は、原則として女性だけが乗車できる車両のことで、東京を中心にした都市部の鉄道で、
車内が混雑する通勤時間帯に実施されている。その目的は、迷惑行為、すなわち痴漢行為の防止にあるとされる。
ところが、一部の男性が女性専用車両にあえて乗車し、周りの女性たちから白い目で見られたり、場合によっては、
口論に発展するケースがある。そのような男性たちは「女性専用車両に乗るかどうかは任意であり、
男性が乗車しても問題ないはず」「女性専用車両だけあって、男性専用車両がないのは男性差別だ」などと主張している。
はたして男性が女性専用車両に乗ることは違法なのだろうか。本橋一樹弁護士に聞いた。
●「女性専用車両は、乗車客の理解と協力のもとに成り立っている」
「日本で最初に女性専用車両を導入した京王帝都電鉄では、女性専用車両の設定について、
『皆さまのご理解とご協力をお願いします』とホームページ上でアナウンスしています。他の私鉄やJRでも、表現の仕方はほぼ同じです」
このように鉄道会社の説明を引用したうえで、本橋弁護士はその意味について、次のように解説する。
「要するに、女性専用車両は、乗車客(男性客)の理解と協力のもとに成り立っているものであり、
強制的に男性客の乗車を排除しているものではないわけです。つまり、鉄道事業者が男性の乗車客に対して、
あくまでも任意の協力を求めているものであり、男性客の乗車を禁ずる法的根拠もありません」
弁護士ドットコム 2月23日(土)19時47分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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