13/02/23 23:26:21.50 ZMMUT4hU0
【質問】
昨年あたりから、アメリカを中心としたシェールガス、シェールオイルの開発があちこちで報じられるようになってきました。
”夢の”フリーエネルギーや、”放射能つき”の核エネルギーよりもずっと古典的な、第二次世界大戦の陰の立て役者でもあった
”おなじみ”の石油エネルギー・・。
その延長線上にあるエネルギーなだけに、新味はなくてもその産出規模と地理的分布が、地政学的に重大な関心を持たれていることはよくわかります。
しかしそれとは別の懸念があります。かつてメキシコ湾の海底で起こった原油流出事故はここのBBSでも取り上げられ、
その影響はいまだに大きなものがあります。
私には、シェールガス・オイルの取り出し技術は従来の石油開発よりも、地殻に対してさらに一層破壊的・侵襲的なやり方で資源
(とわれわれが勝手に考えているもの)を収奪する方法に見えてしまいます。
学術調査レベルならまだしも、こんなことを大々的に地球に対して行うことは、海底油田の開発以上に危険なことにならないのでしょうか。
【回答】
おっしゃる通りで、急激な「シェール」開発は、地球の地殻に大きな負荷をもたらします。
少し前になりますが「シェール」開発のことで、確認しておりました。
確かにアメリカや中国ではこの開発を進めることで、膨大なエネルギー資源を確保できるのですが、
その結果アラブなどとのエネルギー地図が大幅に変わるということは、今のところあまりないようです。
(この時はアメリカがシェールで世界的なエネルギー支配権を獲得するかどうかということで確認していました)
しかし問題はあなたがおっしゃるように「地球の地殻に与える負荷」が問題で、その取り出し方法は、
単純な石油掘削などとは問題にならないくらいに、その国の地殻に大きな悪影響を与えます。
そのため今は順調に見えるシェール開発も、やがてすぐに行き詰るはずです。
そこからどこまで自然エネルギーを本格的に開発する姿勢に持っていけるかというところでしょうか。
ここでも人類の選択が迫られるところです
2013/2/20 No.1730
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