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★熱血!与良政談:北朝鮮、楽観論の果て=与良正男
北朝鮮が3度目の核実験を強行した先週、「ついに、ここまで来てしまったか」と深いため息をついた。
私は1990年に2度、あの国に行った経験を持つ。8月に新潟から船で渡って約10日間取材し、9月には自民党と旧社会党との合同代表団、
いわゆる「金丸訪朝団」を同行取材した。
戦前の植民地支配のみならず「戦後の償い」までしようとした金丸訪朝団は後に「土下座外交」と批判を浴びたが、
北朝鮮側が突如「日本と国交正常化交渉を始めたい」と近寄ってきたのはこの時だ。私は「何かが変わるかも」と正直、期待を抱いたものだ。
それが願望に過ぎなかったと知るには時間はかからなかった。でも、私だけでなく、この20年余、各国関係者の間には絶えずそんな楽観論が流れ、
肝心なところを先送りしてきたことが今の事態を招いたようにも思える。
94年7月、時の支配者・金日成(キム・イルソン)主席が死んだ際には「2代目にはカリスマ性はないから北朝鮮の今の体制は早晩崩壊する」
という希望的観測が大勢だった。ここ数年は「核兵器開発が進んでもミサイルに搭載できるほど軽量化するには、まだ時間がかかる」との声を再三聞いた。
だが、現実には体制はまるで崩れず、米国まで届くミサイルが開発され、核の軽量化が進む。
時に国際社会に歩み寄るふりをし、一方で自国民が餓死しても、「金王朝」を守るため断固、核とミサイルを保有する。
北朝鮮は一貫してそれに向けて進んできたというほかない。
02年の小泉訪朝に官房副長官として同行し、拉致問題をはじめ、「北朝鮮に対する毅然(きぜん)とした態度」で国民的人気を得た安倍晋三首相が
今また政権を担当するのも、めぐり合わせであろう。
民主党政権が続いていたり、自民党でもリベラル派の人が首相になっていたりすれば、今、安倍内閣と同じ対応をしていても保守勢力からは
「弱腰」批判を受けていただろう。国内世論が沸騰せず冷静な対応ができるという意味でも安倍政権でよかったと思う。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2013年02月20日 13時26分
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