13/02/20 00:11:20.91 qqiSQEdV0
既に日本の出生率が、人口維持に必要な2.1を割り込んで約40年。
人口の4分の1以上が65歳以上、平均年齢は50手前で、既に生殖能力のない人間が過半数と言う状況。
どうあがいても今から出生率を元の2.1以上に戻したところで、
今後数十年かけて人口は1億人をとうに割り込むことが確実な情勢。
「日本の人口は多すぎるから少子高齢化でいいんだよ」などと言ってた人は、そのことを正確に理解してるのだろうか。
資源のない日本にとり、人間が唯一の財産であることは言うまでもなく、
資源があり、農業で食べていけるような欧州の先進国とは全く事情が異なる。
人口が減少すると言うことは、それだけ天才が生まれる数も減り国際競争力を失うと言うことに等しい。
日本が先頭に立って先進技術で食べていけなくなったら、今就職できてる人達も
どうやって生きて行き、借金を返すのか。
そして人口が減少すれば、韓国のように内需で食べて行くことも不可能になり、
中国のような外国に頼らないと生きていけなくなってしまう。
外国など所詮他人で、人の弱みがあればそこに積極的につけ込んでくるものだ。
食糧だって一度不作で逼迫すればすぐ輸出を断られる。いつ保護政策を取られて
こちらの製品が売れなくなるか分からない。
だからこそ、運命共同体の家族である自国民を見捨てたりせず、仲間同士は助け合わないといけないのに、
弱者を怠け者と吐き捨て、見捨て、働いてる者同士ですら過度の競争原理を導入して
仲間でなく敵にしてしまい、常に不安を抱え子供を産む心の余裕が持てない社会にしてしまった。
ほんの少し手を差し伸べて、その人の悩みを否定せず受け入れてやって、
レールを皆で協力して敷いてあげて働いてもらえば、社会の負担になるはずの人が
一転して納税者になり、子供を産み、国にとって支えになる存在になれるのに。
「情けは人のためならず」と言う言葉がある。この言葉には
「巡り巡って己がため」と言う続きがあることを知っている人がどれだけいるだろうか。
情けは人のためにかけるのではなく、巡り巡って、いつかその善行の恩恵は必ず自分に返ってくる。
だから人を見捨てたりせず、必ず情けをかけなさいと言う意味だ。
昔の偉人がこんな素晴らしい審美眼を遺してくれているのに、今の日本人はそれを忘れてしまった。