13/02/17 19:47:37.44 0
築地市場の今年の初競りで青森・大間産のクロマグロに
1億5千万円を超える値段がつき、マグロ価格は高騰しているのかと思いきや、
最近ではメバチやキハダなど“大衆マグロ”を中心に、前年の8割前後と市場価格が低迷している。
背景には、サーモンなどの輸入量の増加があり、国内の漁師らはあえいでいる。
「いやー、マグロは年明けから、ものすごく値が悪いですね。初競りは特例中の特例。
メバチなんて脂ののったいいものが1キロ2千円で買える。国産の養殖クロマグロも安くて
採算があわないんじゃないかな」。東京・築地市場の卸売業者「東都水産」管理課の
町田守副部長(55)は驚きを隠せない。
東京都中央卸売市場によると、赤身が多く、すしや刺し身に
使われる「メバチマグロ」(冷凍)の平均卸売価格は昨年1月以降、右肩下がり。
今月初めには1キロ789円(前年同期比22%減)とついに800円を割った。
要因の一つに、予期せぬ供給量の増加がある。メバチの獲れるインド洋では近年、
海賊による被害が多発。日本などでは漁を控える動きが続いていたが、町田氏によると、
昨年ごろから台湾船が武装した兵士を連れて、ソマリア沖で漁を再開。「しばらく手つかずだったから、
豊漁となってかなりの量が日本に入ってきた」(町田氏)という。
商社などは、すでに別ルートからの仕入れを完了。そこに思わぬ
インド洋産が入ってきたため供給過剰状態に。在庫がだぶつき、「冷凍庫で保管する
維持費を思えば、採算割れでも売らざるを得ない」(同)に追い込まれているという。
続きます
URLリンク(sankei.jp.msn.com)