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★NEWSの窓:政治 北朝鮮の核実験 アメリカとの連携、より強く
◇毎日新聞論説委員・与良正男
北朝鮮が核実験、つまり原子爆弾の実験を実施しました。実験は2006年10月、09年5月に続いて3回目です。
北朝鮮は昨年12月には、長い距離を飛ぶミサイルも発射しています。
「われわれは、これほど大きな軍事力を持っている」とアメリカをはじめ、世界にアピールしたいのだと思います。
世界せかいの平和を乱す行為で、許してはなりません。
でも、残念ながら今、日本を取巻く環境は、こんな危険状況にあることを私たちは知っておく必要があります。
では日本はどうしたらいいのでしょうか。軍事力には軍事力で対抗するというのなら、それは戦争につながります。
でも多くの犠牲者が生まれる戦争は、何としても避けなければならないと私は考えます。
やはり、日本としては、国連の場で北朝鮮がとんでもないことをしていることを繰り返し訴たえ、
各国と連携して北朝鮮への厳しい制裁を求ていくのが一の方法でしょう。
その場合、北朝鮮と友好関係にある中国が制裁に賛成するかどうかがポイントとなります。中国も今回の核実験には怒っているようです。
中国は北朝鮮への影響力が大いだけに、注目したいと思います。
そして、もう一、アメリカや韓国など日本と仲のいい国との連携を一段と強めることです。
正直なところ、アメリカのオバマ大統領は、これまで北朝鮮問題に対し、積極的とは決していえず、有効な手立を打ってこなかったように思えます。
ただし、今回はアメリカも大変な問題だととらえているようです。日米両国の関係が強固であることが、北朝鮮や中国へのけん制となるはずです。
安倍晋三総理大臣(首相)は近く訪米してオバマ大統領と会談する予定です。連携強化の機会としてもらいたいものです。
毎日小学生新聞 2013年02月17日
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