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★アメリカは「対等な日米関係」に興味なし スタンフォード大学・ダニエル・スナイダー氏に聞く
今月下旬に予定される、安倍晋三首相のアメリカ訪問。民主党政権下で揺らいだ日米関係の立て直しは、
安倍政権の最重要テーマのひとつだ。これからの日本外交は何を目指すべきか、どう日米関係を発展させていくべきか、
そして、どう中国の台頭に対応すべきなのか―スタンフォード大学アジア太平洋研究センターで副所長を務める、
ダニエル・スナイダー氏に聞いた。
―これからの日米関係を語るにあたり、カギとなるのは中国です。
それは重要なポイントだ。中国は、軍事面でも、そのほかの面でも、アジア地域における影響力を拡大しようとしている。
その結果として、もし日本が脅威にさらされることになれば、米国は断固として同盟国を防衛することができるし、
またそうすべきだ、と私は考える。
民主党政権時に、日米関係がぎくしゃくすることは多かった。
その一部は、日米双方に同盟関係を維持するうえでの不手際があったことが原因だった。沖縄の基地問題の取り扱いがその好例と言える。
民主党は、外交政策や東アジア共同体についてのビジョンについて説明するのが極めて下手だった。
もし民主党の声明文を注意深く検討し、その真意を問いただしていれば、その考え方は米国が目指すものと相いれないものではないことは明白だった。
アジア・太平洋地域の重視を打ち出したオバマ政権の外交政策と、民主党および鳩山由紀夫元首相の構想との間には、大した違いはなかった。
●米国は「民主党=親中」と読み違えた
民主党の真意は、「親中」政策ではなかった。(続く)
東洋経済オンラインから抜粋 URLリンク(toyokeizai.net)
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