13/02/16 22:47:35.12 0 BE:654782292-PLT(12069)
★<布帳馬車>どっちがサムライらしいのか
日本がスポーツ国家代表チームに「サムライ」や「ナデシコ」の冠をかぶせるようになって久しい。
女子柔道日本代表の監督を15人の選手が告発した一件はさしずめ、
サムライ魂の旺盛な猛者が清楚にして芯の強いナデシコに反撃を食らった図であろうか。
何を言う。失礼な。あんなパワハラをするような奴は真のサムライではない。こんな反論が必至だ。その通り。
侍とは文武両道に秀でなければならず、力を持てば持つほど謙虚でなければならず、大義のためには命をかけねばならない。
善と悪、公と私を明確に分かち、出処進退に潔くなければならない。何よりも名誉を重んじる姿がある。
多くの日本人は武士道精神とも称されるそれを、自己の美意識の根幹にしたいに違いない。
だからこそ、正々堂々と闘い勝利して欲しいとの願いを込め、国家代表に「サムライ」を冠してきたのだ。
であれば、国の指導者層に武士道精神が求められないわけがない。
しかし、どうだ。安倍晋三首相は、いわゆる従軍慰安婦問題について「軍による直接関与を示す証拠はない」と主張し、
1年9カ月にわたる真摯な調査に基づき軍による直接・間接の強制性を認め、お詫びと反省の気持ちを表明した河野談話を否定する姿勢を変えていない。
軍・官憲や業者による強制は巧妙であり、関連資料が残っていたとしてもとうに処分済みだ。
「証拠がない」などとうそぶく安倍氏と歴史事実に向き合った河野氏といずれがサムライか。
悪徳商人からの賄賂を懐手にしながら、「お主もワルよのう」などと高笑いする大名は時代劇の中だけにしてもらいたい。(T)
(2013.2.13 民団新聞)
URLリンク(www.mindan.org)