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古代ギリシャや南米コロンビアでは小さな男性器が理想だった
2013.02.16 15:59
男にとって、もっとも身近でありながら、なんとも不可解かつ不思議な付属物について、
深く、広く考えるための書に『ペニスの文化史』
(作品社/2001年/2940円/マルク・ボナール、ミシェル・シュマーン著、藤田真利子訳)がある。
同書のなかの、サイズに関する歴史的検証が見逃せない。
古代ギリシャや南米コロンビアでは、何と小さなペニスが理想だったという。
ギリシャのアスリートは包皮を伸ばし、わざわざ包茎状態にして競技に打ち込んだ。
デサーナ・インディオの間では、大きなペニスは身分の低い男の象徴なのだ!
しかし、かような例外こそあれ、デカさへの憧憬と畏敬は万国どの時代にも共通している。
「男性は、ペニスの存在によって男性としての人格とアイデンティティを作り上げる」
古代エジプトの神は勃起したペニスを誇示し、人と神の復活をあらわす。
古代ギリシャのプリアポス神のペニスも二の腕ほどのサイズで表現されていた。
有名人の“遺品”としてのペニスにも本書は触手を伸ばす。
1977年、皇帝ナポレオンのペニスと称するモノが競売に付された。
落札したのは米国の泌尿器科医のラティマー教授だった。しかし、その真贋はいまだに決着がついていない。
怪僧ラスプーチンのペニスも、彼の死後に切り取られ、召し使いが密かに持ちだしたそうだ。
ロックスターのジミ・ヘンドリックスのペニスは、生前に型がとられて複製され、
好事家の女性ファンたちに愛蔵されている。
さらに後半では割礼、性器ピアス、異物の埋め込みから、
果てはペニスや睾丸の切断……ペニスへの施術の歴史的、文化的な背景のみならず、
内容まで微に入り細を穿つ。このあたりを読んでいると、股間に痛みの錯覚を覚えてしまう─。
※週刊ポスト2013年3月1日号
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