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ある県別知名度ランキングで最下位となるなど、どことなく影のうすい群馬県。
そこで、“笑う地域活性化本”『群馬の逆襲』の著者で作家の木部克彦氏、地方活性化のため、
47の各都道府県に芸人が派遣され話題となった吉本興業の“住みます”芸人プロジェクトで活動中のアンカンミンカンに、
群馬県民を代表してグンマーの魅力をアツ~く語り尽くしてもらった。
―まず、お三方はネットで“秘境の地 グンマー”なんて呼ばれてることをご存じでしたか?
アンカンミンカン富所(以下、ア富) 知ってましたけど、ほかの県のバージョンもあると思ってて。
本当に群馬だけなんですか?
―そうですね。グーグル検索で「秘境の地」と入力すると、予測変換で“グンマー”が……。
木部 群馬があまりにも知名度がないもんだから、あんなふうにちゃかす対象になっちゃってるんですよね。
でも実際、当の群馬県民は自分たちの県の知名度が低いことすら知らないんですよ!
ア富 そう! 僕らも“全国知名度47位”をよくネタにするんですけど、群馬の人は怒るどころか、
普通に「ハッハッハッ」って人ごとみたいに笑ってますから。「オメーらのことだよ!」って(笑)。
アンカンミンカン川島(以下、ア川) あと群馬って、牛肉と鶏肉、ビールの消費量が47位なんですけど、
なぜか乳酸菌飲料の消費量が全国1位っていう、変な特徴を持った県なんですよね。
―じゃあ、居酒屋に行ったら、から揚げも焼き鳥も食べずカルピスサワーばっかり飲んでるとか?
ア川 いや、それはない(笑)。
―そんな情報を含めて、群馬のことを県民自身よく知らないと。
木部 その知名度の低さを招いているのが“奥ゆかしい”県民性なんですよ。そもそも群馬って、幸せに暮らせる土地なんです。
野菜は採れるし、災害は少ないし、東北ほど厳しい自然環境でもない。「群馬っていいとこ」って意識があるからこそ「無理にアピールしなくても」とか思っちゃってる。
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