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ユーゴ空爆では、ユーゴ軍の防空システムに偽のデータを送り込んで、レーダーやコンピュータのディスプレイ上に、
実際には存在しない偽のデータを送り込んで、実際には存在しないNATO軍機の飛来を示す情報を表示させるようにしたといわれる。
多国籍軍による深夜のイラク空爆は、多国籍軍がイラクのあらゆる情報通信システムと施設を真っ先に攻撃していたという点があった。
イラク軍の指揮司令部や通信系はもとより、民間の放送局や電話局、中継所も同時に攻撃され、
開戦から数時間のうちにイラク国内の情報通信機能はほとんど麻痺状態になった。
この状態は以後、3月にイラクが多国籍軍が降伏するまで続いた。
イラクは開戦直後から、指揮統制機能や情報収集昨日が失われたため、組織的作戦が不可能になり、
部隊は孤立し、情報がないままに各個撃破されていった。
湾岸戦争における多国籍軍の驚異的に少ない犠牲は、その多くがこのイラク軍の組織的反撃機能を封じた方法に由来する。
江畑謙介『日本の軍事システム』より