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・先日、NTTドコモの春商戦向け発表会でドコモの関係者と立ち話をしていたら、彼がこんな
本音を漏らした。
「最近、困ったことに『Androidの品質が悪い』という理由でiPhoneを購入する人が増えているんですよ……」
2012年9月のiPhone5発売以降、NTTドコモからKDDIとソフトバンクモバイルへのMNPによる
流出が増えている。いつまでたってもドコモからiPhoneが発売されないため、しびれを切らした
ユーザーが相次いで他社へ移行しているのだ。「iPhoneが格好いいから」「アップルが好きだから」
というのであればともかく、出ていく大きな理由が「Androidスマホの品質が悪い」というだけに、
ドコモ関係者の悩みも深刻だろう。結果的に、iPhone急増の後押しをしてしまったことになるからだ。
確かに、ちょっと前までのAndroidスマホは決してほめられる存在ではなかった。
「バッテリーの減りが早い」「画面の反応が鈍い」という程度なら可愛いもので、「フリーズしてしまう」
「アプリが立ち上がらない」「音声着信が鳴るものの画面は真っ黒で電話に出ることすらできない」
といったものまで不満の種は実にさまざま。あまりに不具合が多すぎて、「電話として機能していない」
という機種もあったほどだ。かくいう私も、Androidスマホには何度も泣かされてきた経験がある。
そんなネガティブムードの中、Androidスマホに飛びついた人がiPhoneに乗り換えると、
「安定して使える」という当たり前のことに感動するようになる。スマホデビューをしていない人から
購入相談を受ければ、当然、「iPhoneの方がいいよ」と薦めるようにになる。かくして「Androidスマホの
品質はいまいち。買うならiPhone」という口コミが広がっていく……。ドコモ関係者は、この“口コミ効果”を
とても気にしていたのだ。(>>2-10につづく)
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