13/02/07 04:03:15.48 0 BE:1018550674-PLT(12068)
★社説:射撃レーダー照射 一線越えた挑発行為だ
武力衝突を招きかねない、極めて悪質で危険な挑発行為である。
中国の艦船が1月30日、東シナ海の公海上で、警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦に火器管制レーダー(FCレーダー)を照射していたことがわかった。
19日にも、護衛艦の搭載ヘリに照射された疑いがある。
FCレーダーは、ミサイルなどを発射する際、目標との距離や針路、速度などを正確に把握するために照射される。
相手は自らが攻撃対象となったと受け取る。反撃も可能だ。
30日の事案では、中国艦船と護衛艦の距離は約3キロ、FCレーダー照射は数分間に及んだという。
護衛艦が自衛措置に踏み切れば、戦闘状態に発展する可能性もあった。
中国軍が日本の艦船などにFCレーダーを照射したのは初めてだ。小野寺五典防衛相は「極めて特異な事例だ」と強く批判し、政府は中国側に抗議した。
当然である。
今回は自衛隊側の冷静な対応で事なきを得たが、中国政府、共産党指導部は事の重大性をはっきりと認識すべきだ。
挑発行為を二度と繰り返さないよう中国側に強く求める。
FCレーダー照射について、中国側の意図や、政府、共産党指導部が容認していたのか、軍の一部や現場の判断なのかなどは不明だが、
日本政府には後者の見方が強いようだ。
習近平・中国共産党総書記が1月下旬、山口那津男公明党代表と会談し、対日関係改善を模索する姿勢を示したことも、
そうした見方の根拠の一つになっているのだろう。
中国外務省の報道官は6日の記者会見で、「われわれも報道で初めて知った」などと述べた。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2013年02月07日 02時31分
URLリンク(mainichi.jp)