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★大雪のはずが…「国民に迷惑かけた」 予報外れ気象庁
・発達した低気圧と寒気の影響で6日、関東地方をはじめとした太平洋側では広い範囲で雪となった。
しかし降雪量は軒並み少なく、気象庁が予報していた「大雪」には遠く及ばない結果に。同庁は首都圏が
大雪に見舞われた1月14日も「雪が積もる可能性は少ない」として予報を外した前例があっただけに、
担当者は「国民のみなさまに迷惑をかけた」としている。
気象庁は5日夕の段階で、東北から西日本にかけて広い範囲で大雪になると発表。東京23区でも
10センチの雪が降ると予報した。
これは、南海上を発達しながら東へ進む「南岸低気圧」と寒気が接近。大雪をもたらした1月14日に似た
気圧配置となったからだ。
しかし、都内で6日早朝から降り始めた雪は、想定以下で降りやんだ。各地の積雪計で観測した雪の
深さを24時間分合計した「24時間降雪量」は6日夕段階で、太平洋側の多くの地域で“ゼロ”だった。
なぜ予報は外れたのか。気象庁は「低気圧を発達させる南からの湿った空気が、南岸低気圧に集中せずに
分散したため、雪をもたらす予定だった南岸低気圧が思ったほど発達しなかった」と説明する。
先月14日の予報で悔しい思いをしただけに「挽回しようという意識はあったが…」と担当者。「雪が降ることや
寒気や低気圧の動きなどは、おおむね予報通りだったが雪の量が外れた」とこぼした。気象庁によると、雪か
雨かの予報は、低気圧の動きが少し変わるだけで結果が大きく変わるため難しいという。
1月14日に大雪で首都圏の交通機関が混乱したため、JR東日本は6日午前中の湘南新宿ラインの
運転を取りやめたほか、山手線や東海道線などで本数を7割に抑える間引き運転を実施するなど、
交通機関は予報に応じた対応を取った。
同庁は「雪対策の準備や電車のダイヤ変更などで迷惑をかけた」と陳謝。今後の精度向上に努める。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)