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昨年10月に長崎県対馬市で盗まれた仏像が韓国で見つかった事件で、韓国の仏教界を中心に
「日本への返還は慎重に」との声が上がっている。仏像は朝鮮半島由来とされ、日本に渡った経緯を疑っているためだ。
韓国文化財庁は盗難品と最終確認されれば法に従い日本側へ引き渡す方針だが、
韓国仏教で最大勢力を誇る曹渓宗は1月31日、韓国政府に対馬市の寺社が入手した経緯などの徹底究明を求める論評を発表した。
盗難文化財をめぐっては、1994年に長崎県壱岐市の安国寺から国指定重要文化財「高麗版大般若経」が盗まれ、
翌年、酷似した経典を韓国政府が国宝指定したケースがある。日本政府は98年、これに気づき外交ルートを通じ
「確認させてほしい」と要請したが、協力を得られず事件は時効を迎えた。
今回の問題の仏像は、対馬市の寺社から盗まれた2体のうちの1体で、観音寺(かんのんじ)の
長崎県指定文化財「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」。像内にあった文書に高麗時代の1330年を示す年号や
「高麗国瑞州浮石寺(プソクサ)」などと記されていた。曹渓宗の論評は「返還の可否については徹底した調査が必要だ」としている。
一方、1月31日付朝鮮日報は、当時、活発に活動していた「倭寇(わこう)」による略奪説や
「当時は日本に仏像を販売・寄贈するなどの交流が盛んで、証拠もなく戦利品とは言えない」といった学者の見方を伝えた。
事件は昨年10月、対馬市の寺社から「観世音菩薩坐像」や国指定重要文化財「銅造如来立像
(どうぞうにょらいりゅうぞう)」などが盗まれ、韓国警察は1月29日、韓国人窃盗グループを摘発、1人を身柄拘束し仏像2体を確保したと発表した。
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