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人との交流に強い不安や恐怖心を抱く「社交不安障害」と呼ばれる病気について、
治療の課題などを議論する学会が開かれ、「働き盛りの患者が目立ち、仕事への影響が大きい」など、
患者の厳しい状況が報告されました。
これは札幌市で開かれた「日本不安障害学会」で報告されました。
社交不安障害は、「人前で話せない」「会合に参加するのが苦手」など、人との交流に強い不安や恐怖心を抱き、
生活に支障が出る病気で、患者数は国内に300万人以上と言われています。
学会の中で千葉大学大学院の研究者は「患者を調べたところ、症状が現れる平均年齢は18歳ぐらいだったが、
実際に治療を受ける平均年齢は30歳を超えている」と指摘し、「病気ではなく性格の問題、
と誤解されて治療が遅れるケースが出てきていることを報告しました。
参加した研究者によりますと、患者は働き盛りの人が多く、4割以上が仕事をやめたり休んだりしているということです。
このほか学会では、薬による治療だけでなく、カウンセリングを通して考え方や行動を変える治療も
効果を挙げていることが報告されました。
座長を務めた千葉大学大学院の清水栄司教授は「今、患者に合わせたさまざまな治療法が出てきている。
人との交流がうまくできず、おかしいと感じたら早めに相談してほしい」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)