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国会論戦始まる-自民党は変わったのか?
国会では、二八日、安倍首相の所信表明演説がなされ、三〇日から各党代表質問が始まりました。
本会議場の大臣席(ひな壇)を眺めると、「自公政権が復活したんだなぁ~」と実感。
安倍さんや麻生さんや谷垣さんが並んでいる光景は、一瞬、デジャブかと思ってしまう。
安倍首相は選挙戦で、「自民党は変わった」と絶叫していたけれど、果たして、本当に、自民党は変わったのか?
さて、来週からは予算委員会です。
私は、予算委員なので、論戦を通じて、「自民党は本当に変わったのか」検証をしていきます。
株価は上がっていると喜ぶ人たちはいるけれど、なんだか「不気味」と「疑問や不安」を抱いている方は多いのでは。
私は、みなさんが抱く三つの「疑問や不安」を予算委員会で糾していきたいと考えています。
1)安倍総理は「日銀でお金を刷って、金融緩和でデフレからの脱却を果たしたい」と言っているが、
「果たして、そのお金は自分たちのところに回ってくるのかしら?」。
かつての自公政権の時も、戦後最長の「いざなみ景気だ」と言っていましたが、庶民の給料は減る一方でした。
大企業や投資家などお金持ちの間でお金は回るけど、庶民には回ってこないのではないか。
物価だけ上がってさらに生活が苦しくなるのではないか、という不安。
2)二つ目は原発です。
あれだけ大きな福島第一原発の事故が起こった今も、安倍首相は原発を具体的にどのようにしようとしているのか、
よくわからない。戦後、安全神話のもとで原発を推進してきた張本人の自民党はどのように反省し、本当に変わったのか、という疑問。
3)安倍総理は以前と変わらず憲法改正を主張し、自民党の改憲草案では「国防軍」まで出てきた。なんだか、きな臭くて不安。
私には、どう見ても、自民党が変わったとは思えないんだよぁ~。
むしろ先祖帰りしているように見えるんだけど。
「自己責任・強者優先」「原発依存」「軍事礼賛・歴史認識美化・憲法改正」・・・。
株価がちょっと上がったという「粉飾」で「正体」を見誤らないようにしないと。
国会論戦を通じて、しっかり、「正体」の検証をします。
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