13/02/01 11:25:14.12 4ZeViQ580
>>388
> 今は景気回復が最優先で、他のややこしい事案はとりあえず棚上げしておく。
> 参議院で2/3とったら、本当にやりたいことに手をつける。
> 安倍さんのやり方は、賢明。
この安倍発言がニューヨーク州議会上院で慰安婦20万人連行を非難する決議が採択された翌日に
なされたことの長期的な悪影響を考えろよ。
この既視感。2007年に西尾幹二はこう批判している。
しかるに保守言論界から明確な批判の声は上がらなかった。「保守の星」安倍氏であるがゆえに、
期待が裏切られても「7月参院選が過ぎれば本格政権になる」「今は臥薪嘗胆(がしんしょうたん)だ」
といい、米議会でのホンダ議員による慰安婦謝罪決議案が出て、安倍氏が迷走し、取り返しの
つかない失態を演じているのに「次の人がいない」「官邸のスタッフが無能なせいだ」と
かわいい坊やを守るようにひたすら庇(かば)うのも、ブレーンと称する保守言論界が政権
べったりで、言論人として精神が独立していないからである。考えてもみてほしい。首相の
開口一番の河野談話踏襲は得意の計画発言だったが、国内はだませても、中国サイドはしっかり
見ていて安倍くみしやすしと判断し、米議会利用のホンダ決議案へとつながった。安倍氏の誤算
である。しかも米国マスコミに火がついての追撃は誤算を超えて、国難ですらある。最初に首相の
なすべきは「日本軍が20万人の女性に性奴隷を強要した事実はない」と明確に、後から
つけ入れられる余地のない言葉で宣言し、河野衆議院議長更迭へ動き出すことであった。
しかるに「狭義の強制と広義の強制の区別」というような、再び国内向けにしか通じない用語を用い、
「米議会で決議がなされても謝罪はしない」などと強がったかと思うと、翌日には「謝罪」の
意を表明するなど、オドオド右顧左眄(さべん)する姿勢は国民としては見るに耐えられなかった。
西尾幹二、2007年
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