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・先週、バスケ部主将が自殺した桜宮高校の運動部のキャプテンだった3年生たちが記者会見をした。
「なぜ高校生の私たちが、こんなにもつらい思いをしなくてはいけないのか分かりません」
「このまま自分たちの大切な後輩を残して卒業できないので、体育科として入学試験を行うよう求めるとともに、
桜宮高校のすべての先生を人事異動で入れ替えないでほしい」
こんなことを訴える生徒たちを見た“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんが、「誰が仕組んだのかしら?
何かヘンすぎ」と背後で糸をひく人間の存在をにおわした。教育関係者はわりとよくこういう手をつかう。
元教諭だけにピンときたのだろう。
しかし、これに対して会見に出た女生徒のひとりが反論する。尾木ママのブログに「先生をかばうために会見した
わけではない。自分たちが学校を大切に思っていることや、学校の良い部分も知ってほしかっただけ」とカキコミし、
あくまで自主的にやったことだと主張した。
彼女の言葉に偽りはないだろう。生徒たち自身が市政記者クラブに会見を申し込んだのだということも分かっている。
ただ、だからといって“黒幕”がいないのかというと話は別だ。尾木ママが示唆した“こすいオトナ”はハタから見て
分かるような方法で子どもを煽らない。じゃあどうするのかというと、「黙って見ている」のだ。
例えば1998年5月、スイス・ジュネーブの国連会議場で、日本からやって来た高校生たちが涙ながらに意見を
訴えたことがある。学校の制服を着させられるのがつらい、それを拒否したら学校に行けなくなった、日本では
子どもの権利が侵害されている、とかなんとか。
桜宮高校の生徒たちと同じで、彼らも誰に命じられることもなく、自らの意志と足で国連本部までやって来て、
意見を述べさせてれくれと直談判した。
出国前にはわざわざ京都弁護士会で、メディアを集めて記者会見までやっている。誰に仕組まれたわけでもなく
自分たちの意志で申し込み、「しっかり意見を言ってきます」と鼻息荒く訴えた。(>>2-10につづく)
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