13/01/28 11:51:17.07 0
>>1の続き
神奈川県平塚市のアルバイト宝山久司さん(66)は、プラカードに数十個のLED電球をちりばめて高々と掲げ、
「目立つでしょう。官邸から見えるかな?」と笑顔。電飾メッセージを掲げる人が増えているといい、
「寒空で大声を出すと喉がやられる。文字で伝える分には疲れないからね。今年に入って急に増えたと思うよ」と説明した。
千葉県市川市の無職鴇田雄三さん(64)はペットボトルなどにメッセージを書き、
内側にLEDランタンを入れて割り箸でつるし、ちょうちんに。これを15個作って周囲の人に配り、
「楽しんで作っている。息長くやっていくには楽しむのも大事」。
参加者同士が接し、交流を深め合うことで、参加意欲が湧くという好循環になるようだ。
一方、衆院選前に多くのプラカードに躍っていた「卒原発」の文字が、ほとんど見られなくなったのも印象的だ。
昨年まで「卒原発」を掲げていたという東京都渋谷区の大学院生伊藤司さん(24)は、
「卒原発」を旗印に衆院選に臨んだ「日本未来の党」(当時)が惨敗したことを挙げ、
「もう死語でしょ。あれだけ大敗すると、ゲンが悪い」とバッサリ。
東京都台東区の無職重田紀和さん(71)は「そういえば見なくなった。脱・卒原発だな」と笑った。
抗議活動を主催する市民団体「首都圏反原発連合」の中心メンバーで、イラストレーターのミサオ・レッドウルフさんは、
こうした長期戦を見据えた動きについて「こちらから特別な働きかけはしていないのに、
参加者がそれぞれ自主的に考えてくれて、とてもありがたいこと」と語る。
毎週金曜日の抗議活動は全国に飛び火しており、「全国の運動を継続的なものにしていくためにも、
官邸前の抗議活動が灯台の役目を果たさないといけない。欲を言えば、参加者数は万単位で、政府に一定の圧力をかけたい」と明かした。
昨年8月にはメンバーと野田佳彦首相(当時)の面会が実現。安倍晋三首相との面会も望んでおり
「参院選の前に実現させたい。会うことで参院選の争点を原発の是非にできれば」と構想を練っている。
以上