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富士通ゼネラルは25日、2013年3月期の連結純利益が前期比93%増の100億円となりそうだと発表した。
為替差益の拡大で従来予想を10億円上回り、過去最高を更新する。
主力の空調機は欧州が財政危機の影響で大きく落ち込むが、中東やアジアなど他地域が伸びて補う。
売上高は微減の2035億円と従来予想を変えていない。
空調機は欧州で「底打ちの兆しが少し見えてきた」(庭山弘専務)が、上期の不振が響き3割減と落ち込む。
建設プロジェクト向けが好調な中東が8%増、ビル用のマルチエアコンが好調な中国を含むむその他地域が10%増となり、全体で5%減にとどまる。
営業利益は13%増の150億円。空調機は全量をタイと中国で生産。日本に輸入した後、
各地域に輸出しており、「1円の円安が3億円程度の営業利益の悪化要因」(庭山専務)になる。
足元の円安進行が23億円の減益要因となるが、日本に輸入する際の為替ヘッジ取引から
為替差益が発生。経常利益は68%増の165億円と従来予想を20億円上回る。
同日発表した12年4~12月期の純利益は前年同期に比べ2.8倍の60億円だった。
空調機の在庫削減を優先したこともあり、売上高は7%減の1326億円、営業利益は21%減の63億円だった。
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